Androidアナライザーで逮捕！浮気調査で遠隔操作アプリ使用は違法！

Androidアナライザー（アンドロイドアナライザー）という遠隔操作アプリをご存知ですか。

ネットで検索してみると、Androidアナライザーの他にもケロべロスやたくさんの遠隔操作アプリがヒットするのですが、もちろんこれを無断で他人のスマホやパソコンにインストールすると違法となります。犯罪です。

まあ簡単に言うと逮捕されてしまうということですね。

浮気を調べるために、浮気の証拠をつかむために遠隔操作アプリを無断で勝手に入れるのももちろんダメです。

実際にAndroidアナライザーを恋人など他人のスマホに無断でインストールをして逮捕されるという事件が起こりました。

他人のスマートフォンを不正に遠隔操作する目的でソフトを手に入れたとして、京都府警は２５日、不正指令電磁的記録取得容疑で愛知県西尾市、会社員、新浪幸雄容疑者（４５）を逮捕したと発表した。新浪容疑者はソフトを交際相手の女性（５０）のスマホに無断でインストールし、電話帳や通話履歴を閲覧していたという。「女性の交友関係を知りたかった」と容疑を認めている。

同ソフトをめぐっては、１５道府県警が利用者の３人を逮捕、１０人を書類送検している。

引用元: 交際相手のスマホに遠隔操作ソフト「Ａｎｄｒｏｉｄアナライザー」

逮捕容疑は、不正指令電磁的記録取得容疑となるのですね。

旦那や恋人の浮気調査にAndroidアナライザーのような遠隔操作ソフトを使用したいという衝動に駆られる方もいられると思いますが、さすがにこれはやりすぎです。

衝動を抑えて浮気の証拠を押さえるには別の手を考えましょう。

もし、「夫婦だから無断で相手のスマホに遠隔操作アプリを入れても大丈夫」だと考えているなら、その考えは捨ててください。

夫婦間でも無断での遠隔操作アプリは違法です

もちろん夫婦間であってもAndroidアナライザーのような遠隔操作アプリを、相手の同意なく勝手にインストールしてしまったら犯罪になります。

夫婦間であっても超えてはならない一線があるということですね。

旦那の浮気調査のために、もしくは奥さんの浮気調査のためにAndroidアナライザーのような遠隔操作アプリを使用したいと考える方は多いと思います。

しかしこれはどう考えてもやりすぎです。夫婦間でも実際に逮捕されてしまいます。

妻のスマートフォンに遠隔操作アプリを無断でインストールしたとして、奈良県警生活環境課などは９日、不正指令電磁的記録供用容疑で、同県桜井市の会社員の男（３５）を逮捕した。「間違いない」と認めている。同容疑での検挙は県内で初めてという。

引用元: 妻のスマホに無断で遠隔操作アプリ　３５歳会社員を逮捕

このような遠隔操作アプリを使うと浮気をすぐに見つけることができるのですが、犯罪をするわけにはいかないので、皆さんも絶対に実行しないようにしてくださいね。

ところで今回のニュースを見てみると、逮捕や書類送検されているのはAndroidアナライザーを使用した人であって、Androidアナライザーを販売している会社は今のところ逮捕されていないのですね。

なぜ逮捕されないのでしょうか。

Androidアナライザーとは

実はAndroidアナライザーは、名目上はスマホの盗難・紛失対策ソフトとして販売されています。

自分のスマホにインストールしておき、「もしスマホを盗難・紛失した時に遠隔操作をするとGPSなどで発見できますよ」ということですね。

まあ今のスマホにはGPS機能が付いていることがほとんどなので、紛失した時のスマホ探しに使うだけなら、正直Androidアナライザーはいらないんですけどね。

Androidアナライザーの機能としては、

・通話履歴の取得
・SNSメッセージログ収集
・電話帳データの取り込み
・GPS情報をリアルタイム取得
・端末の動画・静止画をバックアップ保存
・カメラを撮影
・ボイスレコーダー機能

などなど、恐ろしい機能がたくさんついています。

LINEの閲覧機能もあり、リアルタイムでLINEのメッセージを盗み見できてしまうようなので、恐ろしいですね。

今年の初めにベッキーさんとゲスの極み乙女・川谷絵音さんの不倫疑惑問題が騒がれましたが、この時LINEのメッセージが漏れた原因として、このAndroidアナライザーのような遠隔ソフトが使用されているのではないかとも噂されました。

はっきり言ってこれを自分のスマホにインストールされてしまうと、相手に自分のスマホのすべてが筒抜けになってしまうといっていいでしょう。

これらを考えると、販売している会社も不正指令電磁的記録取得ほう助の罪で逮捕されそうですが、なかなか現実としては難しいようです。

Androidアナライザーのページには、

「本ソフトは、ご自身のアンドロイド端末の盗難・紛失対策を行うために開発したツールです。
他人のデータを無断で閲覧することはプライバシー侵害にあたります。
また、法律に抵触する行為、公序良俗に反する行為、その他犯罪行為を助長する目的での利用は硬く禁じています。
絶対に行わないでください。」

と、「あくまで盗難・紛失用に使ってくださいよ。」と記載されています。

こう言われてしまうとなかなか逮捕は難しいということなのでしょうね。

iPhoneは遠隔操作されないの？

今回逮捕されたのはAndroidアナライザーを使用した人たちですが、iPhoneなら遠隔操作されないのでしょうか。

残念ながら、iPhoneでも遠隔操作アプリをインストールされてしまうと、相手に情報が筒抜けになってしまいます。

実際に、iPhoneアナライザーという遠隔操作もあり、LINEやメールの内容が全部筒抜けになります。（iPhoneの場合は、リアルタイムではなくバックアップデータを解析するようですが、どちらにせよ筒抜けです。）

iPhoneアナライザーのほかにも、iPhoneに対応している遠隔操作アプリはありますので、「自分はiPhoneだから安心だ」などとは思わないようにしてくださいね。

遠隔操作ソフトを発見することは無理なの？

AndroidアナライザーやiPhoneアナライザーのような遠隔操作アプリは、スマホのアプリ一覧のところに出てこないように細工がされています。

ですので、スマホを一見しただけで遠隔操作アプリがインストールされているかどうかを発見することは難しいです。

スマホの裏側、バックグラウンドでアプリが稼働しているので、一見しただけではわからないのですね。

それでは発見することは無理なのかというと、そんなことはありません。

『マネージ ボックス フリー（ManageBox-Free-）』はアプリを総合管理するフリーソフトなのですが、実はバックグラウンドで稼働しているアプリを発見することができる優れものです。

もし自分のスマホが誰かに遠隔操作されているという疑いを感じる時は、『マネージ ボックス フリー（ManageBox-Free-）』で調べてみましょう。

まとめ

AndroidアナライザーやiPhoneアナライザーのような遠隔操作アプリを、無断で勝手に他人のスマホにインストールすると犯罪になります。

恋人はもちろんのこと、旦那や妻の浮気を調べるために遠隔操作アプリを利用するのもダメです。

もし旦那が浮気をして、旦那が二度と浮気しないためにインストールを許可した場合などは問題ないと思いますが、無断でインストールするのは絶対にやめておいてくださいね。